FIR飛兒樂團《我要飛》

2005.05.15 Sunday 23:46
ogawat


 彼らFIRはアルバムカバーに見えるとおり、女性一人、男性二人のグループなのです。まんなかの女の子(Faye 飛)はちょっと持田香織かなという華奢な感じのリードボーカル担当。右側の男性が(Real阿沁)がリードギター担当、そして写真左側にいる男性(Ian陳建寧)のがリーダーでプロデューサーで、このバンドの創設者です。三人のイングリッシュネームを合わせると、FIR、それを中国語で当てると「飛兒」というわけです。

 実はこのグループは三人が意気投合してできたというのではなく、リーダーの陳建寧がほかの二人をスカウトして結成したバンドです。陳建寧はこれまでも裏方というかずっと作曲やプロデュースを務めてきた人物なのだそうですが、自分の音楽を作りたいと一念発起して、ほかの二人を発掘してからも1年半のレッスンをし、ようやく昨年04年春にデビューを果たしたそうです。ですから、デビューアルバム収録の三人のインタビューを聞いていると、若い二人は陳建寧のことを老師と呼んでいるんですね(^^;)そら、そうなんだろうけど、違和感あるなぁ(^^;)

 陳建寧の指導のもと、周到な準備期間を経て、デビュー前から大学や高校でミニコンサートを開いてプロモーションに努める一方、デビュー曲となったは人気ドラマ偶像劇《鬥魚》(未見)の主題歌としてタイアップされ、大人気を博し、デビューアルバムは史上空前の予約枚数であったといいます(附属VideoCDより)。このほかアルバムタイトル曲となったもは台湾風コーラ(†松沙士)のコマーシャルソングですし、これで人気が出なかったらおかしいぐらいなものです。これは完全に計算されたメディア戦略といえるでしょう。私は余りよく知らないのですが、日本のつんく氏の台湾版といってもよいのではないでしょうか。


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