追分から帰着

昨日、追分セミナーハウスでの合宿を終えて無事帰着しました。
予想通り、居ること自体が仕事なので、具体的な仕事が無く、宙ぶらりん状態でした(^^;)
持ってきた仕事をやったり、散歩したりで時間をつぶしました。
ま、なかなか得難い休息日でした(^^;)やれやれ。SARSの余波と諦めましょう。
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サッカー場から見はるかす追分セミナーハウス・下は教職員用グリーンハウス周辺にて
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日曜日の園芸センターにて


極楽鳥?

日曜日の園芸センターの温室で一枚。これもCLIE(PALM)で撮った一枚です。画質はいまいちというか、最近のケータイにも負けているぐらいなのだけれど、いつでも持ち歩いているので、思いついたときにパチリと取れるのがいいですね。こんなにマメに撮るようになったのは、ごく最近ですが(^^;)

これは花ではなく、葉の一部なのでしょうが、極楽鳥の頭の所みたいと子供が言うので、極楽長って見たことがあったけ?と聞いてみたら、あれ?どんなんだったかな…という頼りない答えが返ってきました。尋ねた私の方も判然としないのですが(^^;)、たしかにイメージとしては極楽鳥…って感じですね。
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キンモクセイ香る季節

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キンモクセイ香る季節がやってきました。
早稲田、桜台界隈では昨日の9月29日から咲き始めたようです。

不思議なことですが、昼間は気がつかないのに、夜道を歩いていると、甘い香りがどこからともなく漂ってきて、金木犀の開花を知るのです。写真のように、鈴なりに咲くと言っても本当に小粒の花なので、注意しなければ見過ごしてしまうためでしょう。中国語では桂花と呼び、お酒に入れたり、お茶に入れたりして香りを楽しみます。

香りといえば、春先はジンチョウゲですが、小さい株ながら、我が家には両方一株ずつあって、季節の移り変わりを楽しませてくれます。なんだか、こんなことでウキウキしてしまうのは我ながら恥ずかしいのですけれど(^^;)

…と浮かれながら帰宅したら、またメダカが一匹死んでいました。
結構水もきれいだし、あまり思い当たる節がないので、不気味です。親メダカはとうとう5匹が2匹に減ってしまいました。うーむ。子メダカたちは相変わらず元気でだいぶ大きくなったのですが、これも世代交代ということか?室内で飼えば2,3年生きるという話だったのですが、もらったときに既に一年以上だったのだろうか…と、素人(って、プロがいるとも思えないが)は悩むのですが、おっと、仕事、仕事(^^;)
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恭贺新禧!


早くも春?

今日は中国の春節、旧正月の元旦です。
中文版のgoogleを覗くと、お猿さんがバナナをもってOの文字をかたどっています。Web上でも新春の話題が満載ですね。とはいえ、やっぱり日本にいると実感がないのですが(^^;)。北京は昨夜夜半零下14度まで下がり、今日も日中は零下2度だったとか。ちょうど寒波に見舞われているようです。やはりまだまだ寒いようですね。東京の暖かさに感謝しなくては。

今日家を出るとき、軒先に生えている沈丁花を眺めて、あれ?この時期にもう蕾が早くもふくらんでいます。去年のこの時期はどうだったか、記憶が定かでないのですが、こんなに早くから蕾がふくらんでいたっけ?どうも今年は例年よりも暖冬のせいか、早いようです。

さすがにまだ沈丁花特有の強い芳香はまだ漂ってきませんが、蕾もあと1ヶ月足らずで咲きそうな雰囲気です。でも、こんなに早くて大丈夫だろうか…単に去年は気づかなかっただけか(一昨年は北京にいたのでワカラナイ)、駅までの道々沈丁花を探してみると、あるお宅の軒先にも沈丁花があって、これまたけっこう蕾が出ていました。そういうもんだったのかな…はて?う~む。最後まで謎は解けない…当分、農協園芸センター(歩いて5分の所なんだけれど)に聞きに行くようなゆとりもなさそうだし。
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春も間近

これは地植えで、盆栽ではないけど

今日は午前中用を足しに子供の学校へ出向きます。その後、ぶらぶら歩きながら、近くの園芸センターを覗くと、早くも春の気配ですね…この前まで、あわただしかったので、気が付きませんでしたが、街角のあちこちで梅の花もほころび、微かな香りを漂わせています。

園芸センターでは、ここぞとばかりに盆栽の白梅、紅梅、黄梅が所狭しと並べられ、濃厚な香りが鼻を衝きます。ひと鉢買おっかな…と思いましたが、さすがに盆栽の手入れは私の手に負えないと思い直し諦めました。
ま、盆栽は十年早いだろ>ワタシ
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七里香

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この前の日曜日から沈丁花が咲き出して、もう昨日今日はもう八分咲きぐらいで、満開状態。せっかくだからと、部屋の花瓶にも生けているので、今も沈丁花の香りに包まれて過ごしています。それぐらい沈丁花はお気に入りの花なのです。中国のことをやる前から、香りの強い花が好きだったのですが、じつは中国人も国民性といって良いくらい、みな香り高い花を好みます。

日本には中国渡来の植物がたくさんありますが、春を告げる沈丁花もその一つです。沈香と丁子(クローブ)に因んだ名前は日本固有らしく、中国名では瑞香花とよびます。しかし、飯倉照平『中国の花物語』(集英社新書)を引き合いに出すまでもなく、花の名前は地域ごとの相当異なり、台湾では七里香と呼ぶそうです。むしろ最近では台湾の人気歌手、周杰倫(ジェイ・チョウ)が『七里香』というアルバムを出したおかげで、こちらの方が有名になったかもしれません。

七里香という名前は文字通り七里先まで香るほどの濃厚な香りという意味で大変分かりやすいと思いますが、その香りを友情や愛情にたとえるのは中国的と言えるかもしれません。台湾の女流詩人であり、画家でもある席慕容にも同名の詩集があり、男女間の情愛の深さを沈丁花の濃厚な香りで表現しているのは、いかにも中国らしいと思います。

七里香
溪水急著要流向海洋
浪潮卻渴望重回土地

在綠樹白花的篱前
曾那樣輕易地揮手道別

而滄桑的二十年后
我們的魂魄卻夜夜歸來
微風拂過時
便化作滿園的郁香
—— 一九七九·八


沈丁花
渓流は大海原へと流れこもうと急ぎ、
海潮は大地に再び帰りたいと切なく願う。

木々の緑に白い花が映える垣根の前で
あんなにもあっけなく手を振ってサヨナラした

何もかもが変わってしまった二十年
今でも二人の魂は夜ごとに帰っては
春風に乗って
かぐわしい風で庭じゅうを満たすのだ。

花そのものが美しいとはお世辞にも言えない沈丁花ですが、この詩のなかでは「綠樹白花」と、緑の葉に白い花が映えるコントラストの美しさが表現されています。中国の詩では常套的な手法(千里鶯啼綠映紅:杜牧《江南春》など)とも言えますが、沈丁花の花をこのように表現したのは面白いですね。

*あんまり訳がひどいので、改稿しました(^^;)はずかしい…
2004/02/27初稿
2006/04/01改稿
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小石川植物園

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子供達も春休み、どこかに出かけぬ訳にはいきません。今年は何度も寒の戻りで震えあがりましたが、今度こそは春も本番、いい気候になってきたようです。東京は今週が花見本番だろうと、例年ならせいぜい出かけても、自転車で行ける城北公園か高稲荷神社なのですが、今年はちょっと足を伸ばして小石川植物園に行ってきました。私も相当久しぶりですが、家族は皆初めてでした。

茗荷谷の駅を降りてから歩くこと十分少々。途中の播磨坂には桜並木遊歩道があって、まだ午前中なのに早くも一杯機嫌のグループがあちらこちらに。そのお客さん向けに、白玉ぜんざいやら白酒ばかりか、焼きそば、たこ焼きまで売られていて、ほとんど雰囲気はお祭りです。
普段は閑散としている小石川植物園ですが、この日ばかりは入場券(大人330円、子供110円也)の販売を委託されているたばこ屋さんも大忙しの様子でした。


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園内を歩くと、ニュートンのリンゴの木があります。かのイギリスからわざわざ挿し木を譲られたとのことで日本で育って既に数十年、いまやリンゴとしては老木に成りつつあります。まだ新芽も芽吹いていないのが残念ですが、まだ枯れていないようでした。園内は禁酒と書かれていたわりには結構ビールを飲んでいる人がいましたが、さすがに皆さんおとなしく、のどかに花見をしていて、ウチもそうでしたが、子供連れの家族が中心で新宿御苑などに比べれば随分おとなしめでした。



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我が家はお握りとおやつをちょっとばかりつまんだら、庭園内を散歩します。日本庭園とあるので、何かと思っていって見れば池があって、鯉が泳いでいました。その脇の小さな池を覗けば、何か黒いものが沢山うごめいています。よくよく腰を下ろしてみれば、大量のオタマジャクシでした。ちょうど春先の散乱を終えた直後でしょうから、生まれたばかりの小さなものばかりです。これから厳しい淘汰のなかでどれだけ残るやら知れませんが、これまた春の訪れを告げるものですね。子供達は手元にあったペットボトルにオタマジャクシを入れて帰ってきてしまいました。



奥に見えるのがフォーシーズンズホテル
日本庭園の奥には古風な洋館が建っています。帝国大学医学校本館を本郷から小石川に移築したものだそうで、サーモンピンクが桜の花に引き立てられて、眼にも鮮やかです(注意:植物園の柵の外なので、建物内部を見学したければ外に出ないとならない)。内部には学術標本がオブジェ風に飾られ独特の雰囲気を醸し出しています。正式には東京大学総合研究博物館小石川分館と称しているようですが、大多数の見学者には相当妖しい雰囲気のものとして移っていることでしょう(^^;)でも、こういうの好きです、私は(^^;)


このあとタクシーで椿山荘に回り、お茶をしてから、神田川沿いに散策し、早稲田からチンチン電車で帰りました。椿山荘は人が多くて今日はいまいち。せっかくの庭園もあれだけ人がいてはどうしようもありません(^^;)桜もよく見ればほとんど散っているようでしたし。何をしに行ったかと言えば、ケーキセットを食べに行ったとしか言いようがありません(^^;)先負とはいえ、春の休日に行くのですから、混んでいて当たり前で、どうせ移動するなら根津方面へ出た方が良かったかも。安直なルートを選んだのが敗因ですね。神田川沿いの桜も今週がピークでしょう。なかなか綺麗でしたが、子供達も、奥方もさすがに桜には食傷気味でしたが、神田川にコイだけでなく亀までいるのに驚いていました。亀がいるとは私も知りませんでした。誰かが捨てたのでしょうが、あんな川にも何か喰うものあるのだろうか?
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教員室脇にて

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いつも通り過ぎる教員室の脇に黄色い小さな花がまりのように大きな房になって咲いています。てっきりヤマブキの変種だと思っていて、それを口にしたら、教員室の係の女性に笑われました。モッコウ・バラというのだそうです。いや、でもトゲがないではないかと言うと、そういうバラだってあるのだそうです(^^;)


美人とバラにはトゲがつきものという格言は嘘だったのか…
クリエだと今ひとついい色が出ないのですが、薄黄色が実に見事でした。挿し木でも付くという話なので、ちょっともらってこようかな。丈夫で育ちすぎて困るくらいだそうです。モッコウ=木香と書くのですが、惜しいかな、余り花に香りがありませんね。
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研究棟前

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研究棟前では例年よりも早くツツジの花が咲き誇っています。ツツジは群生して咲くところに美しさがあるのでしょう。花一つを取ってみればさして美しくもないのでしょうが、遠くから眺めると、眩しいようなピンクでなかなか見応えがあります。桜と違って、二,三週間は咲いていますから、そのうち見飽きそうですが。

このあたりを徘徊するノラネコ達もさんさんと降り注ぐお日様のもとで幸せそうです。ちょっと今日あたり暑いんでないか…とも思うのだけれど(^^;)
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くちなしの白い花

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台風接近を報ずるニュースに脅えて、普段よりも早めに研究室を出ると、ふと夕闇迫る研究棟の脇から甘い香りが漂います。普段は気にもとめない2メートルちょっとの木なのですが、この頃になると花を咲かせるクチナシの花です。じつは我が家にも一本あるのですが(よくよく香りの強い花が好き…)、地を這うように咲いているせいか、切り花にしないと余り香りが分かりません。

ところが、大学に植えられているクチナシは種類が少し違うようで、立ち木になっています。飯倉照平『中国の花物語』(集英社新書)によれば、氏は沈従文のふるさと、中国の湖南省吉首で三メートルにも及ぶクチナシの木を目にされているそうなので、これくらいでは驚くに値しないのでしょうが。ちょうど肩口のあたりで花が咲いているので、今日のような雨もよいで湿度の高い日は濃厚に香ります。この息づまるような湿度と濡れた甘い香りが記憶のなかで分かちがたく結びついていて、クチナシの白い花に触れるたびに梅雨時を実感し、今年もまた夏が近いのだと感じるのです。
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