<< 蓝色爱情 | main | 千機變I >>

謝霆鋒主演作2本立て

tiramisu.jpg
 週末から文化の日と余裕があったので、二本選んで見たのですが、どっちもB級映画ですね…一本目は謝霆鋒、林嘉欣主演の「恋愛行星」ですが、交通事故で突然この世から去らざるを得なかった女の子がダンスへの思いを捨てきれず、謝霆鋒演ずる郵便配達の男の子に変わり身となってもらい、一週間だけ、この世に残るというお話。いきなり林嘉欣演ずるヒロインが突然死んでしまうのもびっくりですが、その後の展開にも無理がありすぎ。見どころてんこ盛りになるはずが、無理矢理話を圧縮しすぎて、ダイジェスト版を見ているような感じです。死後の世界にニコラス・ツェーが乗り込んで行く場面なんか、短すぎ。もっと色々描きこんだ方がよいところですが、あっという間に終わってしまいます。ぜんぜん美人じゃない林嘉欣が意外といい味だしています。

yuguanyin.jpg
 二つめが趙薇と謝霆鋒が主演する「玉觀音」これはビッキーが出ているので、結構期待していたのですが、ちょっとひどいんじゃないでしょうか。初共演の謝霆鋒もお気の毒。

 趙薇は麻薬捜査の警官を演じます。すでに新聞記者のフィアンセがいるものの、勤務地が離れすぎていて、なかなか結婚に踏み切れません。そこに謝霆鋒演ずる青年と偶然知り合い、二人はドライブに出かけた夜嵐に遭ってしまい、偶然深い関係に踏み込んでしまいます。そのことを悔やんでヒロイン(趙薇)は別れを告げますが、後日麻薬捜査で彼が実は麻薬の売人であったことを知り、愕然とします(幾らなんでも話がうますぎ…)。その結果、彼の自宅を知っているヒロインの証言により、彼の父母も含め麻薬売買に従事する一家は警察の捜索を受け、壮絶な銃撃戦の末、父は死に、母は銃殺されます。この恨みを晴らすため、生き残った謝霆鋒演ずる青年は復讐を誓い、趙薇を追います。その時、趙薇はすでにフィアンセと結ばれ、子供も生まれていましたが…というお話です。この後はさすがにオチにつながるので書かない方がよいでしょう。

 でも、最後まで見た感想としては、幾ら悲劇にしても、これでは余りに救いがないのではないかというものでした。監督は「女人四十」をとった許鞍華ですが、この人にサスペンスを取らせるのは間違いだったという気がしますね…それに以上jのストーリーは回想形式で語られていて、更なる悲劇の伏線が…そこまで構造に凝るなら、サスペンスは辞めた方が良いと思うぞ。

 うーん、こうして見て行くと、謝霆鋒の主演映画で良いものって、あるんだろうか?彼自身の演技はそう悪くないと思うのですが、よほど監督に恵まれていないのかな…?
中華電影 | comments (0) | trackbacks (0) | pagetop↑

Comments

欢迎您的留言!

CommentSpam対策のため、海外から投稿する場合は必ずfriend@ogawat.netと記入してください

Trackbacks