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光良「光芒」

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 このまえ光良の「光芒」を聞いたことがない…と書いておきながら、なんと持っていたんですね(^^;)何時買ったのか、全く覚えていません。人間の記憶って、あてにならないですね…と、一般化してもボケぶりは隠せないのですが、2002年は日本にいましたし、よく見ればロックレコード(滾石音樂)だったので、恐らくYesasiaで買ったのだろうと思います。わたしゃ、相当Yesasiaに貢いでいるな、こりゃ。(ごそごそ…と調べた結果、2002年11月にオーダーしていました^^;)一緒に頼んだDVDなどは全部見ているのですが、セットにすると安くなるので、ついでで頼んだため、届いた時点で冷遇された模様…)

 ほかに中国のテレビドラマも買うのですが(さすがに全部は見切れない…拾い読みならぬ、拾い見するだけ)、そういうのだと、上海なら福州路の广州俏佳人文化传播有限公司の販売代理店で、北京なら大恒光盘でPCソフトなどと一緒に買います。その店に寄りたいがために、昨年秋の北京ではひどい目に遭いましたが(^^;)

 それはさておき、今回の「光芒」は光良自身が音楽プロデュースを担当し、ほぼ13曲中の2曲をのぞけば、ほとんどを自分の作曲した歌で構成しています。おそらくその負担も相当なものだろうとは思いますが、全体の構造を見てゆくと、歌詞の構成も配慮されている印象を受けます。
 一曲目のスタートでは、恋の始まりを語る「愛上她」でテンポ良く始まり、「2999年的聖誕節」ではクリスマスらしい華やかな雰囲気で高いキーの声が気持ちよく響きます。続く3曲は一転して、気持ちの迷いを歌い、ぐっと我慢、「握你的手」では仲直りを歌ってちょっとカタルシス。
 次の「漫步太空的人」で本当は終わりで良かったのでしょうが、その先は恋愛の様々な場面を歌うかんじで、他の人に提供して貰った曲を続けます。これはこれで、連続して聞いても違和感ないので、良くできたデザートですね。最後にリミックスされた「漫步太空的人」がもう一度流れて締めくくられて、「あ、一曲目の最初にちらっとサビが流れていたのは、この曲だった!」と気が付いて終わります。

 ちょうど歌詞ブックレットの真ん中のページ、そう、「漫步太空的人」の歌詞の後には、恋愛の短い挿話が書かれていて、いかにも光良らしい慎ましい心の揺れを描いたもので、ほほえましくなりました。そのなかに「光芒」についても
我猜想愛情也是這樣子的,
就算後來一段又一段的愛情再來臨,
也無法覆蓋當時兩個人擁抱時所反射出的強大光芒。
という風に記しています。とすると、アルバムタイトルの「光芒」も、愛の力というところでしょうか。それも既に思い出になってしまったもの。前段では、愛情とはお互いの魂の脆弱なところを照らす力だとも語っていて、なかなかに含蓄があります。無印良品が好きになれる人なら、是非とも買いの一枚でしょう…って、私のように買ったはいいが、一年以上封を切らなかったというようでは情けないですが(^^;)
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