2003.11.05 Wednesday
魯迅博物館にて

今回の北京出張のメインイベントです。
周作人研究-歴史と展望-というタイトルで、河南大学出版社が予定している周作人研究叢書の刊行を記念し、研究者があれこれ意見を述べるというものです。87年以来、17年間周作人に関する学会は一切開かれなかった(周作人が日中戦争中に北京の傀儡政権のもとで文部大臣の任をつとめたため)こともあって、87年当時の参加者からの「開催できて良かった」的発言が多く出される中で、今後の研究叢書の方向性について、重要な意見も出されました。
なかでも止庵氏の発言は今後いっそう資料の散逸を防ぎ、早期に関係者の証言や資料の整備をはかるよう訴えるものでしたが、彼自身がこれまで積み上げてきた「周作人自編文集」「苦雨斎訳叢」などの蓄積があるだけに、最も説得力のある発言でした。
一方、私も用意したメモを元に発言したのですが…緊張すると、中国語もなかなか思うようになめらかに出てこないですね(^^;)思っていたことの半分も言えなかったのですが、レジュメも配布したし、その後の反響は悪くないので、ぎいぎり合格点をあげてもいいのかな。うーむ。
明日はもう少し関係者と話をして、本屋をのぞいて、翌々日早朝には帰国です。明日は少しゆっくりできるでしょう。やれやれ。
Comments
無事帰国しました。これから写真も追加するのだけれど、
なかなか大変でした(^^;)
海外からの更新、素敵ですね。新鮮な感じがします。
ゆっくり休んで疲れを取ってください(^▽^)では