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北京の優雅な午後

昨日の学会に引き続き、11月6日午前は止庵氏と仕事の話の続きをします。本当に仕事として形になるかどうかはまだ確定的ではないのですが、恐らく私の名前もクレジットされた形で本が出そうです。止庵氏の自宅近くのレストランでSARSの当時は周辺のレストランがほとんど閉鎖になったこと、唯一スーパーが一つだけ開いていて、連日缶詰ばかり食べていたこと等々という話を聞くと、いかにSARSが過酷な試練であったかを実感しました。
で、食後のんびりとお茶を飲みながら雑談をした後、止庵氏と別れると、久方ぶりにお気に入りの万聖書店に向かいます。既に午後3時半。大急ぎで本を物色します。北京大学近くの藍旗営にある、この書店は品揃え、雰囲気ともに非常によいところで、店員もいかにも本が好きで働いているという感じの人が多く、好感が持てます。

醒客咖啡店内


本を買った後は、すぐ隣にある万聖書店経営の醒客咖啡(thinker's cafe)で一息。拿铁咖啡(late coffee)を頼んでゆったりしたソファで寛ろぎながら本を読みます。こういうことが出来るのは、やっぱり中国では北京だけかも知れませんね。この一時が貴重なんです。上海にもいい喫茶店がありますが、どうも客層が良くないようです。チャラチャラしすぎている感じがします。新天地にある雑誌『新青年』編集部跡地は今喫茶店になっていますが、北京のような知的な雰囲気がなく、残念です。三〇分ほど本を読むと、もう午後五時過ぎ。まだCD,DVDも見て回りたいので、動かねばなりません。空模様も怪しく、雨がまた降りそうです。朝から降っていたので、もう大丈夫と思っていたのですが、また降らないうちに動いた方が良さそうだと判断し、名残を惜しみつつ喫茶店を出ます。

後にして思えば、これが判断ミスだったのですが…(^^;)
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