电影地图

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 このページは映画と音楽が中心になってきたので、どうも本を取り上げにくくなってきました。ならば、こんな本はどうかと最近寝しなに眺めている本を紹介します。

 書名は电影地图。この書名が示すとおり、映画の舞台となった中国各地を旅するためのガイドブックです。銀川にある西部影视城(作家張賢亮の経営になるという)で「紅高梁」の映画セットは実際に見学したことがありますが、あれは実際には映画ロケをした場所からセット類を全部運んできたもので、実際のロケ地ではないようです。ならば映画をとった実際の場所を見てみたいというのは人情ですが、普通そこまでヒマがありませんから、だいたいは諦めるのが相場です(^^;)

 ところが、この著者は映画のロケ地を丹念に一つ一つ歩き回り、まとめたのが本書というわけです。いちおう旅行ガイドというのが建前なので、簡単な旅行ガイドも付いていますが、これはイイワケのようなもので、ほとんど実用的な意味はありません(^^;)私のように仮想的な旅行を楽しみたい読者向けの書物として楽しむにふさわしい書と言えるでしょう。新しいところでは「HERO(英雄)」の舞台は相当力を入れて紹介していますし、山西の大邸宅を舞台にした「大紅燈籠高高掛」も言及されています。台湾、マカオなども紹介されているのですが、これは明らかにおざなり。これなら収録しなきゃいいのに、政治的配慮ですかねぇ(-_-)

 同じシリーズとして、唐詩地図、宋詩地図も出ているそうです。こっちは類書が多いので凡庸かも知れませんが、見てみたいですね。
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ぴあ上海マップ

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数年前にぴあが初めて上海マップを出したときも買いましたが、今年になってまた新版が出ました。ちょっと前まで、こんな情報は主にネット上で流れる口コミ情報ばかりだったのですが、今やぴあがガイドブックにして出す時代になったのですね。蘇州、杭州といった周辺観光地の情報には、ちゃんと周荘も含まれていて、私の方が時代オクレかもしれません(^^;)まだ行っていないんで(^^;)

グルメ、ショッピングでも、こうしたガイドブックを片手に日本人観光客がどっと押し寄せるのかと思うと、複雑な気分になりますね。漢源書店なんて、日本人が沢山行くような所ではないと思うんですが、お洒落な感じで紹介されていますね。

上海は魅力ある町なんですが、こういうガイドブックを見ると、感心すると同時に、旅行産業というモンスターに牙をたてられ、バリバリと飲み込まれて「消費」されていってしまうという心配も捨て切れませんね…
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巴有吾有

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日付的には逆転するのですが、あんまり天気がよいので、せんだって神楽坂から早稲田まで歩いてしまいました。1時間くらいでしょうか。この時期、1時間くらい遅れて着いても何も困らないので、大変気が楽です(^^;)で、神楽坂の巴有吾有に寄ってきました。早稲田界隈の古い喫茶店がどんどん姿を消して行く一方で、ここはまだまだ健在ですね。この街のオジサン度が高い生なのかも知れませんが、落ち着いていて良い街です。もしもっと金があったら、迷わず神楽坂に住んだことでしょう。住居費もさることながら、美味しい店がたくさんあるので、食費がかかりそうですが(^^;)
そのときの気分によりますが、1階の方が落ち着く感じがします。2階はどういうわけか気後れして入ったことがありませんが、帰りにのぞいてみたら、2階の方が明るくて気持ちが良さそうでした。今度行ってみよう。
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子どもたちへのブンガク案内

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 大学の老同学が本を出しました。何か良い書評が書ければと思っているうちに荏苒と日を過ごし、9月も半ばを過ぎてしまいました…(^^;)
そこに『日本海新聞』の書評で取り上げられたとのお知らせをいただきました。申し訳ない…せめて、こちらのブログでご紹介し、お詫びする次第です。

 本書はお子さん向けと言うことになっていますが、著者の豊かな読書遍歴を余すところなく生かした含蓄のある読書録と言うことが出来るでしょう。お子さんだけに読ませるのはもったいないくらいのものです。ぜひ親子で読んではいかがでしょうか。

 日本海新聞の書評はご本人の手で、こちらにも掲載されているそうです。ご一読を。
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