張愛玲といえば…

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そろそろ次のお仕事モードに入らねばならないのですが、ハードディスクの肥やしになっているファイルをサクサクと削除処分していたところ、授業で使ったビデオクリップが出てきました。思わずクリックして見入ってしまいます。上海を舞台にしたテレビドラマ「老房有喜」の一部なのですが、そのなかに出てくる上海の風景(結婚用写真展:日本のワタミという会社が進出している)が珍しくて、拾ってきたものです。

それを久しぶりに眺めていると思い出したのですが、このテレビドラマ、さすが上海を舞台にしているだけあって、戦前の上海のエピソードに絡めて、登場人物が張愛玲について色々と語るんですね。趙薇演ずる吉祥と台湾のお金持ちの親父さん(のちに実は吉祥の祖父と判明、ってネタバレまずいかな^^;)がともに張愛玲ファンということで意気投合したり、昔の上海の通りの名前(霞飛路)から張愛玲の小説に話が飛んだり、脚本を書いた人は相当な張愛玲ファンなのだろうと思います。
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天地英雄

紀元700年、遥かなるシルクロード。望郷を胸に抱く遣唐使、逃亡者となったかつての英雄、二人の熱き男たちの間で揺れ動く美しき娘。灼熱の砂漠をさらに焦がし、男と女が激しくも美しく命を燃やす!


ヘブンアンドアース、それって何?
と思ったら、「天地英雄」なんですね。一昨年からトルファンあたりでロケ中というニュースを見かけていました。ちょうど趙薇が例の日章旗のお洋服事件で、中国国内総ブーイング状態だった頃、彼女は天地英雄のロケ中だったと記憶しています(自信ない)。

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そのせいで遅れたわけでもないでしょうが、中国では昨年秋に国慶節にやっと公開だったのですね。そのちょっと前にはお正月映画「天下無双」(紛らわしい…)を撮っていて、そちらは02年には早々に公開されていたので、ずいぶん間が空いた感じがします。『天下無双』は梁朝偉、趙薇、王菲という豪華な顔ぶれのわりにはひどい出来だったので、比べてはいけませんね(^^;)今回の作品はコロンビア映画制作で、姜文、趙薇、それに、日本からの中井貴一が遣唐使という設定で参加しています。

監督は「双旗鎮刀客」を撮った何平。
中国国内では「英雄」と比較されたそうですが、はっきり言って、絵だけが綺麗な「英雄」なんかと比べては可哀相でしょう。あんな共産党迎合の映画をとるなんて、張芸謀も北京オリンピックのプロモーションビデオ以来、どうかしていると思いますが、それよりは絶対ましでしょう(見ていないけれど)。だって、趙薇が出ているのだから(おいおい^^;)公開日に見られそうにはありませんが、楽しみな映画です。


追記:(04/03/06)
さっそく見てみましたが、なかなか悪くない出来です。砂漠での戦闘シーンは見応えがあり、結構良かった。でも、ネタバレは書けないのですが、結末は??です。ちょっと安直すぎて、納得がゆかないですね。この二人が結ばれるというのは十分予想できただけに、充分合理性がないと取って付けたような印象が残ってしまいます。どうも最近見る中国映画はオチがどれもこれも弱いような気が…それに趙薇の出番も少なかったし(^^;)
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趙薇の新譜


赵薇的新专辑暂定名为《11月的雨》,预计今年11月推出。为了能在演唱上有所突破,赵薇这次狠下功夫。在新加坡录音的一个多星期里,她天天游泳30分钟以上来锻炼肺活量。“在新加坡生活得很开心,有得吃又有得购物,所以很怕自己发胖,于是天天做运动。”她笑说。


まもなく発売のようですが、シンガポールで録音した久方ぶりのアルバムが出るようですね。これまでのものを聞いても、趙薇は決して下手ではないと思います。音楽性については余り節操がない感じがするのですが、その点はプロデューサーまかせなのでしょう。水泳で鍛えた(?)肺活量で歌った作品、楽しみです。でも、30分じゃ足んないような(^^;)気もします。

 YesasiaのプレオーダーではAfloat というタイトルですね。こちらが正式名称でしょうか?
 このアルバム制作が終わったら、ご褒美に一ヶ月ほど休養にはいるようですね。トラブルが多いので、大変なようです。お気の毒としか言いようがありませんが。
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趙薇の新譜《飄》

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 趙薇の新譜《飄》、やっと来ました。

 いやはや、 色々なことが重なって、届くのが遅くなりましたが、数日前にやっと届きました。
 ちょっと前に届いた孫燕姿の新譜には正直裏切られた感じで、私の好みではなかったのですが、趙薇の新譜は良いです。スローなバラード曲を中心に、歌は一段と上手くなった感じです。歌い方の幅が拡がった印象で、ボイストレーニングかなにかをした成果なのかも知れませんが、曲によっては、例えば7曲目の「状態」など、最初聞いたときは、とても趙薇とは思えませんでした。思えば3年前のTVドラマの主題歌「情深深雨濛濛」以来なのですから当然かも知れませんが、歌手としても大きく成長したと思います。もっと歌手として活動していって良い人だと思いますね。

 ただ一つだけ惜しまれるのは今回のCDがCCCD(Copy Controlled CD)だといういこと。中華圏でCCCDに出会ったのは、これが初めてなので、当たり前に購入したばかりのCDをメモリースティックに落として聞こうとしたら、なんと当たり前のやり方ではMP3に変換できず愕然としました。

 著作権保護の趣旨には賛成ですし、こうして正規版を確実に購入できるYesasiaから購入しているのも、そのためです。とはいえ、CCCDを使ったところで、悪意のある第三者の手にかかれば、実に簡単になおかつ巧妙に複製できてしまいます。

 私も個人的な利用の範囲での複製として、出先で聞けるように普段より手間を掛けてMP3に変換しましたが、これとて決して特殊なスキルが必要なわけではなく、やろうと思えば誰でも出来てしまうでしょう。ネット上では、その手の情報は幾らでも公開されていますし、それは私的複製の範囲に止まる限り、それは合法であり、正当な権利です。

 私などが複製したものは、多少のジッター(雑音)が入ってしまいますが、もっと技術のある者がやればオリジナルと変わらない音質で複製できてしまうでしょう。プロテクトというのは結局そういうものです。鍵を掛ける原理が分かれば、外すのは造作もないことです。

 実のところCCCD自体が極めてトリッキーな規格外仕様のCDであり、全てのCDプレーヤーでの再生が保証されるものではありません。海賊版抑止の趣旨は理解できますし、何らかの抑止策は必要ですが、これでは正規版を買う者が逆に減ってしまう懸念すらあるでしょう。少し待てば、技術力に物を言わせて複製した海賊版がどのみち出回るのです。恐らく海賊版の方は変なプロテクトもない分だけ、どんなプレーヤーでも再生できるのですから。

 中国の海賊版抑止に必要なのは何よりも流通網の整備です。欲しいものが適正な価格でいつでも入手できるようになれば、相当抑止できるでしょう。あとは充分な著作権への啓発理解です。どちらも不足している現在、CCCDを作ったところでほとんど効果はないでしょうね。残念ながら。
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情人結

 池袋知音で新しい趙薇主演作をゲットしました。1500円也。画質は申し分ありません。PALだけれどもPCなら見られるでしょう。
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 《情人結》というタイトルは情人節(バレンタインデー)に掛けている言葉遊びですが、サブタイトルに中国版「ロミオとジュリエット」とあります。普通きっと悲恋物語だと思うのですが(^^;)ここは大団円を重んずる中国版ならではの結末が用意されています。
 屈然(趙薇)と候嘉(陸毅)は古い洋館で子供の頃から一緒に遊んで育った幼なじみ。同じ職場で働く人々が古い洋館に雑然と暮らすのは解放後の中国の特徴。二人は成長してゆくなかで何時しか友達から自然に恋人の関係になった。
 ところが、二人が大学に合格した日、候嘉は母親から突然、屈然と付き合うことを禁じられる。理由は父親が自殺したのは屈然の父親に虚偽の密告によって陥れられたためであったという。突然のことに戸惑う二人。両親の反対の中で二人は自分たちの愛を貫こうとするが…
 という話の流れなのですが、部分部分の描写は良いところがあるのですが、両家の反対の理由が意図的に伏せられ、最後で明かされますが、要するに自分の出世のために相手を陥れてしまったということですから、いまの中国人にとっても余りリアリティがないのではないかという気がします。昔は結構リアリティがあったのですが。
 二つめに時間系例で見て行くと、幼少期、18歳、その7年後という三つに分けられるのですが、どうも18歳の時期から7年後の時期にうつるところが明らかに不自然です。ネタバレになりますが、二人が自殺(未遂)を図ってから、すぐあとに候嘉がボストンに留学してしまうというのは突飛すぎます。もう少し心理描写がないと観客はついて行けないでしょう。そのうえで帰国後も候嘉がいきなり綺麗なマンションにいたりしますが、彼が留学後どのようにして中国に戻ってきたのかも余りに説明不足です。
 その一方で趙薇の心理描写は比較的親切で、趙薇ファンにとっっては嬉しいところですが、これでは結局出来としては今イチということになるでしょう。ところどころ光るところはあるのですが、この映画はお話を余りに圧縮しすぎて無理が出ているようです。もう少し枝葉をカットするか、20回シリーズの連続ドラマにすべきだったという感じがします。
 が、しかし、それでも(^^;)、趙薇の新アルバムの「飄」の一曲「無盡的莎士比亞」が映画の主題歌になっていますから、その筋の方々には必須アイテムといえるでしょう。
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緑茶

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《緑茶》も是非日本で公開して欲しかったのですが、中国でSARS明けの昨年に上映されてもう一年。どうも日本で公開という話は聞きませんね。どうしてあれだけ良い映画が公開されないのに、どーでもいい映画が山ほど公開されるのか、商業ベースとは言っても残念でなりません。
《緑茶》は趙薇、姜文主演、助演には方力均となかなかの豪華スタッフです。ノーギャラで日本語字幕つけるぐらいのことはするので、是非、関係者の方、いまからでもお願いします(^^;)

いずれ公開されたらレビューを書こうと思っていて、それきりだったのですが、なかなか書き出すと、終わらないのですが、あらすじというか、私なりの《緑茶》解釈を書いておきます。以下、ネタバレ覚悟で読んでください。
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趙薇の新譜「双Double」

前のアルバム「飄」が出て、1年もたたぬうちに新譜が出ました。私はてっきり「飄」のリミックス版なのかと思ったのですが、紛うかたなき新譜です。タイトルが示すとおりに、趙薇は二つのタイプを意図的に演じ分けることで、一枚で二度美味しいという魅力あるアルバムになっています。
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